ポール・クルエ
繊細にして力強いガストロノミック・シャンパーニュ |
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素晴らしいピノ・ノワールが育まれるグラン・クリュ、ブジー村に1991年、現当主であるマリー・テレーズ・ボネールよって、ブジーに設立された小さなドメーヌです。
もともとは姉と二人で「アンドレ・クルエ」という、彼女達の父の名前を冠したドメーヌを運営していましたが、1991年に畑を姉妹で分割しました。「ポール・クルエ」は大好きだった彼女のおじいさんの名前です。
マリーは、クラマンの大きなRM「ボネール」当主のジャン・ルイ・ボネール氏と結婚。彼の協力、助言を仰ぎながら6haの畑を強力に再発展させ、醸造はご主人と2人の息子が担当し、現在ではゴー・ミヨ、ギド・アシェット、メイユー・ヴァン・ド・フランス等のワインガイド誌で、高い評価を受け、フランス各地のコンクールで受賞するドメーヌへと大躍進しています。
「特にキュヴェ・グラン・クリュには素晴らしく熟したぶどうを使用したことがわかる。また、クルエのロゼは、まるで本物のさくらんぼをかじったようなアロマに満ち溢れている。」(LA REVUE DU VIN DE FRANCE 2010)
また19世紀に建てられた美しいクルエ家の建物は、こちらもマリーによってアンティークの調度品など再整備され、現在ではミシュランガイドに連続で掲載されるような、シャンブル・ドット(高級民宿)として運営されています。
ブジーの名家であるクルエ家を再発展させたマリー。そんな彼女の造るシャンパーニュは女性ならではのしなやかでエレガントな味わいと、力強い意志を感じるようなキャラクターを持ち合わせており、そして非常に「ガストロノミーなシャンパーニュ」(ゴー・ミヨ)になっています。
「特級ブジーのピノ・ノワールの個性を高らかに表現した『ガストロノミック・シャンパーニュ』」(Gault Millau Les meilleurs vins de France 2009)
小規模ドメーヌのため、残念ながら生産量のほとんどは昔からの個人客とレストラン、そしてご自身のシャンブル・ドットで完売してしまいます。輸入可能な量には限りがありますが、日本初登場となるシャンパーニュです。
合計約6haの畑を所有しており、内4haはグラン・クリュ(ブジーにピノ・ノワールの畑3.2ha、シュイイにシャルドネの畑1.8ha)で、残り2haはオーブにピノ・ムニエの畑を持っています。リュット・レゾネで丁寧に栽培。