フィリップ・ガヴィネ
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人柄も体型もワインも丸く人懐っこく |
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フィリップ・ガヴィネは1961年、4代続くぶどう農家に生まれました。「何故ワインを造ろうと思いましたか?」と尋ねると「気が付いたらワイン学校にいた」とおどけるフィリップさん。27歳の1988年に一念発起し元詰めを開始、ドメーヌを創業しました。
明るくて朗らかなフィリップさんは、仲間と美味しい料理を食べ、美味しいワインを飲むのが大好き。体型にもそれが表れています。まさに「食べること、飲むことが好きな人のためのワイン」を造っており、ギド・アシェット、ゴー・ミヨ等のワインガイドの常連でもあり、高い評価を受けています。
曾祖父はDRCの社員で(しかもDRCの教会で生まれたそうです)栽培担当、祖父はオスピス・ド・ニュイのディレクターをしていたという、ニュイ・サン・ジョルジュの歴史ある家系に生まれたフィリップさんは、「とにかくワインを飲むように」と教えられたと言います。だからでしょうか、今でも友人達と集まると1人当たり8本ものワインを飲むそうです(!)。確かに彼のワインはバランス良く飲み飽きないですが・・・。「生産者は自分に似たワインを造る」というフィリップさん。しかし彼のワインは彼に似ずに(失礼!)エレガントです。ただ、その明るく人懐っこい印象なところは良く似ています。
息子さんもドメーヌを手伝い始め、(太っても)ますます元気に畑に出ています。
本拠地ニュイ・サン・ジョルジュを中心に12AOCの区画を所有しています。所有面積は約11haで、平均樹齢は37年。栽培方法は厳格なリュットレゾネ。
除梗は100%(白は除梗していません)。
新樽率は平均25%(上級キュヴェは33%)。熟成はアリエ、トロンセ産の樽、アリゴテとロゼはステンレスタンク、ブルゴーニュ・ブランは木樽とステンレスタンク半分ずつ。樽熟成期間は12~16か月。